エイズの治療は年々進歩しているって知ってた?

エイズはヒト免疫不全ウィルス(HIV)に感染することで起こる感染症の一種です。以前は、これといった治療薬がなく、感染したら死ぬと考えられているほど、不治の病と恐れられていた病気の一つです。しかし、現代では医療も進歩したので、早期発見して適切な治療を施せば、治療可能なる病気となっています。もはや現代においては不治の病ではないのです。HIVは免疫機能が下がることで、さまざまな病気にかかりやすくなり弱っていく病気です。抵抗力が下がることで合併症のリスクも高くなるのですが、早期発見早期治療で治療可能です。以前は、HIVの治療薬の副作用が強すぎて、治療開始のタイミングを遅らせるのが一般的な治療法でした。しかし、医療技術が進歩したことで、より副作用が少ない治療薬が開発されるようになったのです。

エイズは症状の表れ方に特徴があります。感染したばかりの頃を急性期と呼び、短い期間で熱が出たりしますが、症状が全くでない人もいるのです。そのため、HIVに感染していることに気が付けない人が少なくありません。そして、その後数年から10年の間は、これといった症状が出ないのです。そして、数年経過してから抵抗力がガタンと下がって、さまざまな症状が表れるようになります。

エイズの治療法も患者さんの状態に合わせた治療法が取られるようになっています。エイズの感染状況をチェックするときに、白血球の仲間であるCD4の値を調べます。この値が大きく減少すると抵抗力が弱っている証拠になります。CD4の値を細かく調べて、その値が200を切ってしまうと合併症を引き起こすリスクが急増していまいます。その段階で、治療薬を用いることで免疫を維持できるようになるのです。HIV感染が分かった段階で、CD4の値が200を切っていると、回復までに時間もかかるようになります。

また、合併症を引き起こしていた場合は、合併症の治療も必要になってくるでしょう。進行度合いが重度の場合、治療を施してもあまり効果が見られず、手遅れとなることも少なくありません。それは、エイズウィルスの潜伏期間の長さも多いに関係しています。潜伏期間長く、初期の段階で感染に気が付けず、症状が出たときには既に進行している状態というケースが多いのです。HIVの検査を受けるのは恥ずかしい、自分に感染するような心当たりがないといった理由で、検査を遠回しにしていると感染が発覚したら大変です。検査は全国の保険所で無料で、しかも匿名で受けることができるので気軽に受けられるのです。また、どうしても恥ずかしいときは検査キットを利用しましょう。