性行為を介さないで性病にかかることもある

性病と聞くと、性行為を介して感染するものだと一般的には認識されています。しかし、性行為以外でも感染するリスクがあることをよく覚えておきましょう。たとえば、キス(特に性交渉に近いディープキス)でも、感染することがあるのです。

他人の唾液や咳、くしゃみなどが口や耳に入ったことや、ピアスをしている人は消毒が不十分な状態でピアスの穴開けや刺青を行った際に、感染することもあるのです。消毒はしっかり行いましょう。そのため、性行為以外で性病にかかってしまうと、心当たりがなく腑に落ちないかもしれません。しかし、他人の唾液や粘膜に思わぬ形で触れてしまったことが原因となる場合があるので注意が必要なのです。くしゃみや咳には特に注意しましょう。対策が不十分だと感染リスクが上がります。

性病の中でも日本で特に多いのが、クラミジア、性器ヘルペス、梅毒や淋病です。クラミジアは特に若い女性がかかりやすい性病ですから、若い女性は特に注意するようにしましょう。クラミジアの場合、初期段階は無症状であることがほとんどで、感染していることに気が付かずに放置されるケースが多いのです。

性器ヘルペスは、性器にかゆみや水泡が出てくるのが症状の特徴ですが、それに気が付かないこともあります。性器ヘルペスは性器同士の接触だけでなく、オーラルセックスでも感染するので注意が必要です。また、再発のリスクがあることもよく覚えておきましょう。症状が出ないからと言って自然に治ったと勘違いしてはいけません。

基本的に性病の原因菌は自然になくなるものは少なく、体内に潜伏していることが多いのです。そして、症状が表れてきたころにはかなり進行していることが少なくありません。症状が重くなってくると、病気や合併症のリスクも高くなってしまうので、早期発見早期治療が重要になってくるのです。

日頃から性病を防ぐための対策も必要です。性病は主に性交渉によって感染するので、性交渉のときにはコンドームを着用することをおすすめします。コンドームは男性が主に着用するものですが、女性は自分の健康を守るために自ら購入してパートナーに身に着けてもらうように頼んでみましょう。

若いときは、いろいろな相手と経験をするのが楽しい時期ですが、不特定多数のパートナーと関係をもってしまうと、性病にかかるリスクを高めてしまいます。パートナーは1人に決めて性交渉をした方が感染リスクを下げられるでしょう。そして、予防のために欠かせないのが定期健診です。初期段階では感染に気が付きにくいですが、検査をしておくと早期発見が可能になります。