早めの治療を!性病は様々な病気を併発する

性病のことを軽視していると大変です。そこからさまざまな合併症や病気の併発につながることがあることをよく覚えておきましょう。性病の中でも患者数の多いクラミジアに関しても、注意が必要です。

特に初期段階では男女共に症状が表れないことも多く、病気を放置しがちです。そして、さらに症状が進行した段階で、自覚症状が出て病気の感染に気が付くのです。男性の場合は性交渉によって感染する可能性が高く、尿道付近から感染することがほとんどです。

初期症状としてはおしっこするときに痛みがあるので、適切な治療を受けないと菌の感染がどんどん進んでしまいます。病原菌が前立腺まで届いてしまうと前立腺が炎症を起こすようになってしまいますが、痛みの表れ方にも個人差があります。

痛みの表れ方が酷くないと、感染に気が付かずにそのまま放置してしまうでしょう。そして、前立腺から精巣まで菌が達するようになると、精巣上体炎という症状を引き起こしてしまいます。精巣上体炎が起こると、睾丸よりも副睾丸のほうが大きく腫れあがってしまって、激痛や高熱を伴うようになります。

副睾丸は左右両方に付いていますが、両方腫れてしまうと将来的に不妊症となるリスクが高くなってしまいます。不妊症になると精子が作れない、出てこない、性行為がそもそもできないといったことになってしまいます。そして、どんどん痛みも強くなるので早めに病院を受診することをおすすめします。

女性の場合も、クラミジアの症状が進行すると痛みや腫れといった症状が起こりやすくなります。最初は子宮頸管部に感染した菌が、子宮内部やどんどん奥まで感染を広げていくようになります。その結果、子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎といった合併症が併発されてしまうのです。特に卵管炎は不妊症につながりかねません。ここまで症状が進行してくると、下腹部の痛みや生理痛、不正出血といった症状が表れてくるので、おかしいと感じたらすぐに病院を受診しましょう。

また、男性と同様にクラミジアが原因で将来的に不妊になることがあります。性器ヘルペスもよくある感染症の一種です。性器ヘルペスも初期段階では症状が表れにくいので、感染の発覚が遅れることが少なくありません。症状が悪化してくると、38度くらいの高熱が出てそのウィルスが髄膜や脊髄にまで到達して、髄膜炎を発症することもあるのです。髄膜炎は頭痛だけでなく尿が出なくなる恐れもあります。

淋病の場合は、症状が進んでしまったら、PIDと呼ばれる骨盤内炎症性疾患を引き起こすこともあるのです。PIDは女性に多いと言われています。淋病の症状が悪化してからでは治療に時間がかかりますので、早期発見早期治療をすることが重要になります。性病を早期発見するためには、定期的な検査がおすすめです。